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同行避難について考える

先日お知らせしましたが、今日は宮城県獣医師会主催のボランティア講習会の3回目であり避難訓練&宿泊体験です。

震災時に避難勧告や避難指示が発令された際にはペットと同行避難することと環境省がガイドラインを出しています。
環境省HP

ですが、同行避難のことが周知されているのか、具体的にどうするのか、知識はあってもやってみたことが無い、そもそも避難所の中に入れるのかなどなど?ハテナがいっぱいの方も多いと思います。
それが現実。

宮城県獣医師会のボランティア講習会は全国に先駆けて講習会プログラムを実施して避難訓練と宿泊体験を盛り込んでいます。
私はそこにお手伝いさせていただけることを大変光栄に思っています。
そして私も実際やってみて気付かされることがたくさんあり、机上訓練では得られないものをたくさん勉強させていただいています。


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参加者は18名、同行した犬が9頭(今回対象は犬だけです)です。
一日目の内容は・・・
第1部は避難者を想定しての受付や設備・道具の体験
第2部はボランティアとして避難所で動物たちも含む運営のシュミレーションをするグループワーク
第3部は今晩宿泊する避難所(仮想)の設営

ディスカッションでは同行避難に対する制度自体への不安や動物をどうやって慣らしていくのかなどについても話し合われたりしました。

そして震災に遭われて避難した方々に想いを馳せながら、そのご苦労や苦痛をほんの少し感じながら実際に一晩過ごされています。
もちろんわんちゃんを同行して参加された飼い主さんも練習や経験することを兼ねて、無理のないような工夫をしながらになります。
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簡単なことではないですが、すごく意味のある経験です!
同行参加された方々、そもそもこの講習会に参加なさっている方々、みなさん本当に熱心で意欲のある方々だと感動しています。

今夜一晩の体験が嫌なことだけで終わらないように、ゆっくり寝られることは無いかも知れないけど、明日の朝はヒトにもイヌにも何かしらの収穫があることを期待して就寝です。

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