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ペット防災について

先週のことになりますが・・・

県主催の「ペット防災セミナー」が開かれました。
講師は東日本大震災当時から今年の春まで仙台市動物管理センター(アニパル仙台)の所長をなさっていた亀田由香利先生。
ニュースや新聞にも取り上げられたのでご覧になった方もいらっしゃるかもしれませんね。
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亀田先生は宮城県獣医師会の被災動物保護センターに勤務していた時にお目にかかったことがありましたが、仙台市の事例やお話を伺うのは初めてのこと。
とても楽しみにしていたセミナーです。
恐らくペット防災に関する県内のセミナーは初めてじゃないでしょうか。
仙台市の震災前の取り組みから震災から現在までの取り組みについて、当時の被害状況も交えながらお話しいただきました。
これまで仙台市を除く宮城県の状況を多く見聞きしていましたので、今回仙台市のことも知れてとても勉強になりました。
(仙台市は行政区が県と違うので取り組みはそれぞれになることがあります)


山形県はこれまで災害が少なく大きな被害予想もないためか、県民の防災意識は薄いと思います。

宮城県(仙台市も)では何年も前から大災害が来ると予想されていてそのための対策を考えたり防災に対しての意識を高めたりしていたと様々な方からうかがったことがあります。
それでもいつ来るかわからないことに真剣にそして今来るという想定をしていなかったのだということも・・・

備えようとしていた宮城でも本当に起こるとは思っていなかった。
しかも想定以上の災害が。
では危機感が薄い山形はどうなるのか?
私は最近そんなふうに思うようになっています。

今年の熊本も大地震が想定された地域ではなかったことを考えてもやっぱりそこに行きつきます。

私はたまたまいくつかの大きな震災を少し近くの地域で体験しています。
十勝沖地震、有珠山の噴火、新潟・福島集中豪雨、新潟中越地震、そして被害し日本大震災です。
自分が被災はしませんでしたが身近なところでその都度被害を目の当たりにしてきました。
その経験を重ねるごとに真剣に防災や備えに取り組むようになりました。

特に動物を飼っている飼い主として、抱える問題は尽きません。
いくら考えても最高の答えはありません。
でも考えるのを止めたら・・・

みなさんも災害をイメージして妄想トレーニングをすることをお勧めします。
昨年から講師を務めている、宮城県獣医師会の緊急災害時動物ボランティア講習でも受講者の方々にも妄想トレーニングを強く勧めています。
亀田先生も「想像力を働かせて」とおっしゃっていましたのでその点では同じ意見だ!と嬉しくなりました。


いざ起こった当初は行政も頼りにならないともおっしゃっていました。
私もそう思います。
公的機関にはもちろん防災についてや避難についてのガイドラインを作っていただきたいのはやまやまです。
同行避難についても同伴避難についても積極的に取り組んでほしいです。

でも私たちは当てにすることを当然と思ってはいけないということです。
やっぱり日頃から考えることをやめずに、可能なことはできるだけ備えておかないといけないんですね。


ペット防災についてお勉強するにはこちら。
アナイスHP

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