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愛護センター

この4月から山形市が中核市になりました。
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中核市ってなにかはよく知らないんですが…
ペットに関わってもおっきな変化がありました。
市の保健所機関ができたんです。
そしてさらに動物愛護センターと呼ばれる、施設も出来ました。

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通称わんにゃぽーとと言うそうです。
先月内覧会があったので参加してきました。

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多目的ルーム:しつけ方教室などが開かれる予定だそうです。

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キャットルーム:天井の一部から明かりが差し込む作りの部屋でした。

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ふれあい室:譲渡のためのリハビリやお見合いなどに使用する部屋

当然、新しくてきれいでいろいろ考えられていて注目度の高い施設でした。


でもこのように素晴らしい施設ができてもそこでどんなことをするかのほうが重要です。
あえて少し上から目線でいいますが、施設よりも取り組みのほうが大事。
ハード(建物)は出来上がった瞬間からどんどん古くなっていきます。
ソフト(取り組みや人)を充実させることで地域の人と動物の役に立つ場所になってもらいたいです。

内覧時に一緒になった市民の方が質問したことに私は少し驚きました。
ひとつは、
「獣医師がいるとのことですが自分のペットを診てもらえるんですか」
「怪我した動物を見つけたら連れてきていいんですか」
のような質問。
答えは、そのような場合は動物病院に行ってくださいです。
一般的な考えだと、病気や怪我をしても保健所に連れていかないと思うのですが素晴らしい施設を目の当たりにして愛護センターにはそういう機能もあると思われたのでしょう。
私は保健所には獣医師の職員がいることやその方々は動物病院の獣医師のように診療業務をしているわけではないことをよく知っているので、そのような発想がありませんでした。
でも内情に触れることがない方たちにはわからないことが多いですよね。
愛護センターの業務をもっと知ってもらうことが必要だと思います。

他にも、
「猫をつかまえたらここにつれて来たらいいんですか」という質問も。
答えはノーなのですが、これも誤解が生まれやすいなと考えさせられました。
猫は所有者が明確ではないので捕まえることを推奨出来ない事情や愛護センターは保護した動物を飼う施設ではないことなどを知ってもらう必要があります。
野良猫対策が他にも様々あるということも。
質問した方は帰り際に「税金でこんな立派に作って、獣医師もいるのになんのための施設なの」と不満を漏らしていました。


新しい取り込みをスタートさせた山形市や職員さんたちには本当に頭が下がります。
今後の期待も大です。
でも私もペットに携わるものとして、啓発に一役買えるように、できることを見つけていきたいと思ったのでした。

ちょっと真面目に書きすぎました(^^;)

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