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アメリカ研修記

アメリカ研修報告のつづき。

今回は動物看護師を育成する学校やペットショップについてのご報告です。

まずは動物看護師育成について。
日本と根本的に違うのは動物看護師はすでに公的資格(州ごと)があり、それらの規定にのっとってカリキュラムを有する学校があるということ。

その学校のひとつである、ポートランドコミュニティカレッジ(http://www.pcc.edu/)を訪問しました。
ココに入学するには高校を卒業したのち、大学の講義などで必要な単位を取る必要があります。
多くの学生は(動物に関しなくても)大学で教養を受けてからや実際の現場で経験を積んだのちに入学するそうで学生の平均年齢は25歳くらい。

日本の教育制度とは根本が違うので簡単には比べられませんが、日本では動物看護師がまだ国家資格ではないので勉強をする場はもっぱら2年制の専門学校が多く、専門学校に入るための規定や制限などはないため、アメリカの動物看護師教育機関のほうがよりハードルが高いと言えるようです。

とは言っても、日本でも国家資格化に向けて目下準備中。
近い将来は制度がガラリと変わって、動物看護師も地位向上間違いなしです。


次はペットショップ。
Pets Martというチェーン店にお邪魔しました。
中はこんな感じ。
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アメリカ型というべきか、倉庫のようなつくりの天井が高いスーパーが多いですが大型のペットショップも同様です。
商品も多いですが日本と比べておやつやおもちゃの割合は少ないような気がします。
そのかわりフードはメーカーも商品も多いですね。
日本でもアメリカのメーカーはおなじみなので見たことがあるものもたくさんありました。

ご存知の方も多いと思いますが、日本との決定的な違いは犬と猫(生体)を売っていないこと。
私はこれまでもハワイ、サンフランシスコ、シカゴと行ったことがありますがどこでも、小動物や小鳥はいても子犬や子猫はいませんでした。

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そしてこれは譲渡されるために一時的に店内にいる子たち。
ペットショップ内にもAdaption Center(シェルター)があって飼い主を待っている動物たちが展示されています。
イヌやネコを飼おうと思ったら、シェルターから譲り受けるという習慣が一般的であることがわかります。


おまけ
ポートランドの中心街の広場でマーケット(即席市場)が開かれていました。
地元の野菜や果物、屋台、クラフトなどのお店が並んでいます。
そこにあったこの看板に釘付けになりました(*^_^*)
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ちょっとしたことなのですが、締め出すことを前提としてではなく、飼い主がマナーを考え、それに向けてきちんとしつけをしたくなるような文章だと思いました。


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