こんにちは
石川の被災地の現状が日に日に明らかになってきて、ニュースを見るたびに胸が締め付けられます。
山形よりもずっと南なのに山形とおなじくらい厳しい冬だということを知って益々心配です。
そんな中ですが、ペットやその飼い主さんに関する情報はあまり見かけません。
困っていいらっしゃる方は相当数いると思いますが、実態の調査も支援も進んでいないと思われます。
今は専門家以外、個人や企業なども現地には入れない状態なのでなおさらです。
被災した方々も身近なところでの犠牲や被害が大きすぎて、ペットのことを口にできないということも考えられます。
飼い主はある意味災害弱者と同じような存在になると思います。
せめて飼い主用の相談窓口が早く動き出してほしいと願っています。
石川県獣医師会に動物対策本部が設置されました。
専門家が集う、信頼のある団体に設置されたことは安心ですが、災害支援の専門家の方も入っていただいて今後支援がスムーズに運ぶことを期待したいです。
「避難所にペットと一緒に入れない」ことが話題になって不安に思う方もいると思います。
同行避難や同伴避難についてまとめてくださったわかりやすい記事がありますので、以下に引用します。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
動物支援ナースFacebook投稿より全文引用
ペットが一緒だから「指定避難所」に入れないのは、どうしたら良いのか…
と、ご質問をたくさん頂いておりますので、返信致します
誤解が多いですが、ペット同行避難=指定避難所を指す訳ではありません。
ペットと一緒に安全に避難。そして飼い主もペットも命を守り助かるが「ペット同行避難」の本来の意味です。
発災している中、お伝えするべきではないのかもしれませんが、ペット防災減災は、飼い主の事前準備が何より重要で
それ無しには、ペットを守るための仕組みが日本の法律上ありません。
日本の災害の法律は、国土と国民を守るために存在し
民法刑法上は、ペットは「物」の扱いです。
交通事故は、「物損」扱いになります。
でも動物愛護法では、ペットも家族の位置づけにし、虐待などに罰則が適応され、災害時のことも、動物愛護法上「ペット同行避難」などの取り決めをしています。
環境省のガイドライン(動物愛護法上も)には、ペットは、飼い主の責任において飼養管理するとしっかり明記があり
日本においてペットは「飼い主が責任を持ち」ペットとともに安全に努めないといけないのです。
行政は、国土と国民のためにある人たちであり、ペット税もありませんから…
迷子(飼い主のいないペット)に対して、公衆衛生上、国民や環境(国土)に影響及ぼさないよう存在する機関です。
なので、行政が「指定避難所でライン引き」をすることは
指定避難所という万人に対する「公平」が正義の場所では、あり得る話なのです。
ペットが苦手な方も、動物アレルギーのある方もいらっしゃるので…
これまでの過去の震災の傾向から「指定避難所にスペースがあり、避難している人が少ない場合」
飼い主と一緒にペットの受け入れがされていました。
それには…
キャリーやクレートに入っていた
吠えない
ペットが、人が好きだ
予防注射やノミダニ予防がされていた
グルーミングなどがされ、清潔が保たれている
などの飼い主の「事前準備」がされているケースが主でした。
なので準備しましょう!と、皆必死で啓発活動を行なっています。
もちろん動物支援ナースもそうです。
(過去の活動をぜひ知ってください。https://vnat.bitter.jp/)
上記は指定避難所の場合です。
上に書いていることが、できないペットもいます。
その場合、避難=指定避難所ではない選択肢を「事前に」持って頂くよう勧めています。
指定避難所に行くから、入れず…
でも「命を守る」ためには、他に選択肢がない場合もあります。
その時は「ペットが屋外でも大丈夫な準備」をして「助かる」が重要です。
指定避難所において、雨風凌げる屋外を探し、ペットは外、人は避難所も「ペット同行避難」です。
一時的でも「命を守る」ことができたら、次の移動先には、事前に決めておいた「避難の選択肢」が役立ちます。
支援が整う数日間…能登では1週間経ち、ペット相談窓口などが立ち上がりました。
仰りたいことは、多々あるかと存じますが
住んでいる場所などに合わせて、大丈夫なように、必要以上に色々な事態を想定し備えておく…そう言ったことが「ペットを守る」にために本当に必要だと…
私たちも、今回とてもとても感じています。
私たちにできることは、啓発活動なので、今後も頑張ります
温かく見守ってくださり、今後も応援くださいますと嬉しいです
Facebookが見られる方はこちらから↓